アドバンス的コースについて


2001年2月11日

講義会場で聞いた或る会話


若い女性1「この間、クライエント体験いったんやけどな」

若い女性2「えー、あんた、偉いなー。私、一回も行ってへん」

若い女性1「そんでな、カメラ持っていってな、
       『箱庭やらせてください』いうてやってきてん」

若い女性1「へぇー、箱庭、やらせてくれるんや」

若い女性2「そんでな、いまの私の心境を残しておきたいから、
       完成した箱庭、写真に撮ってん」

若い女性1「プリクラみたいで、おもろそうやなあ」

若い女性2「やろ。あんたもいったら」

若い女性1「うーん、でもなー。・・・私、悩み、何にもないからなー」



2001年2月11日

「ロールプレイ風実習」を終えて


感想。

つ〜か〜れ〜た〜!!

この一言です。

心身共に疲れ果てました。

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ご存じでない方に、どんなことを行うのか
簡単に説明しましょう。

まず、三人一組になります。

それぞれ
「カウンセラー役」
「クライエント役」
そして、
「オブザーバー役」
になります。

で、20分間、カウンセラー役とクライエント役で
ミニカウンセリングを行います。

「オブザーバー役」は、その間、カウンセラーの
良い点、悪い点を、しっかりチェックします。

20分後。
ミニカウンセリングは終了し、オブザーバー役が
カウンセラー役に、良い点、悪い点を
<あくまで優しく非難的でないように>伝えます。

さらに、クライエント役がカウンセラー役に、
良い点、悪い点を
<あくまで優しく非難的でないように>伝えます。

順繰りにこれを繰り返し、
しばらくしたら新しい三人組を作り直します。

そして、同じようにミニカウンセリングを実施。

これを、3セットします。

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さて、ここで問題は、
「人間は誉められたことはすぐ忘れても、
けなされたこと、悪く言われたことは一生忘れない生き物である」
という現実です。

私の頭の中では、
いまだに、オブザーバー役の人とクライエント役の人から指摘された
<悪かった点>がグルグル渦巻きのように、まわっております。

私の悪かった点は以下のごとし。

1)沈黙したら質問しようとするが、そのとき言葉が詰まる。
2)「あなたのいま言った話に<興味>があります」という不適切な表現を使う。
3)緊張して、眉、くちびるにチックが起こり、手が震えている。(無意識なんですー)
4)自信がなくなると声が小さくなる。声を聴こうと近寄ると後へ逃げる。
5)クライエントと<同じ動作をする>ので、クライエントによっては不愉快になる。(NLPの呪縛〜)

他にも山ほどありますが、落ち込むので、このへんにしときます。


まあ、生まれて初めて<カウンセラー>になるわけですから、
下手くそであたりまえなのですが・・・。

やっぱり、精神的にこたえます。

しかし、勉強にはなりました。

トレーニング的コースに入ると、このような訓練が毎週行われると
思うと、怖い反面、
楽しみなところもあります。

問題は、精神的に保つかどうかですが・・・。


基礎コースの皆さん、アドバンス前期の皆さん、
「カウンセリング風実習」は
貴重な体験です。(いろんな意味で)
楽しみにしていていいと思いますよん。


さ〜、今日は、もう、すぐに寝よっと。



■アドバンス的コースのここ数年の傾向

●近年、「精神医学」のカリキュラムが強化されています。
これは評価されるべきことです。

●カウンセラー〜臨床心理士は、もっと医療界において精神科医とともに
連携プレーを行うべきです。

●というか、いまの精神科医って、「単なる薬屋」でしかない人が多すぎるんですよね。
私も不眠症と過敏性腸症候群でいろんな精神科に通いましたが
カウンセリングらしきことをするところは、1〜2カ所でした。
あとは「1時間待ちの5分診療」です。
診察室でおばあちゃんが「ここはエエ眠剤屋さんや。欲しい薬すぐ出してくれはる」
というのを聞いて、ショックを受けたことがあります。
精神科医=眠剤屋かあ・・・。

●専門性という問題からいえば「向精神病薬」「境界例」「医者との連携プレーのしかた」
などの講義が役に立つと思いました。

●ただ、厚生省が「精神保健福祉士」という「医師の奴隷的存在」を資格化してしまったため
臨床心理士の医療界での立場はますます弱くなるばかり。
この点をどう、突破するのか・・・関西カウンセリングセンターの活躍に期待しているのですが。


●あと、残念なことを。
アドバンス的コースでも、「発達心理学」「社会心理学」「実験心理学」などの基礎心理学
講義はありませんねえ。
そのあたり、どうにかならないでしょうか?
将来、臨床心理士の試験を受ける一個人の意見として受け止めて欲しいです。
(臨床心理士の資格自体も今後どうなるか、わからないのですが・・・)


■アドバンス的コースの一部の生徒の方々への苦情

●講義を受けていて、気になることがある。

「この人は絶対にカウンセラーになるべきではない!」
そんな生徒さんがけっこう多いのだ。


●そのような人たちの大半が、
人生における成された年代の女性たち、おっちゃんたちである。
子供も大学生か社会人一年生ぐらいになって、やっとゆとりが出来て
自分のやりたいことをはじめようかと思い、センターにやってきた
成した年代の女性たち、おっちゃんたちである。
(もちろんその年代の女性すべてが、困ったちゃんでは決してない。あくまで一部の人である)

●どのように迷惑なのか、具体的に列挙すると、

1)空いている隣席に自分のカバンや衣服を平気で置く。
これをされると、遅刻した人が空席を探すとき、気をつかって座れないのである。
そんなことにも気づかず、自分の身勝手だけで、空席を利用するような人間に
カウンセラーの資質があるのであろうか? もっと、後から来る人のことを考えるぐらいの
神経の細やかさが必要ではないだろうか。場の空気を読め、そう言いたくなる。

2)椅子にもたれかかって、後の席をグイグイ押してくる。
肥満傾向の「困ったちゃん」に多い。
自分がラクな姿勢をしようとして、大きな横柄な態度で椅子にふんぞり返り座る。
そのため、椅子が後のテーブルをグイグイ押す。
後の席の生徒はたまったもんではない。そこで、後から押し返してみたりするが、
そういうことをする困ったちゃんはたいていが「鈍感」なので
まったく後からの「迷惑ですよサイン」に気づかない。
そんな鈍感な困ったちゃんに、カウンセラーが務まるのであろうか?

3)講義中におしゃべりをする。携帯をオフにしていない。
あのねえ・・・もういい大人なんだから、講義中の私語はやめようね。
携帯の音はオフにしておこうね。
50歳ぐらいなんでしょ。子供さんも、もう大きいのでしょ。母親なんでしょ。
義務教育やないんやからね。常識わからん人は置いていかれるよ。
飲食もやめようね。さらに太ってしまいますよ。健康に悪いですよ。

以上。


2001年1月18日

今日、会場もらったプリントに、
「トレーニング的コースのお知らせは<2月上旬>郵送」と書いてあった。
いちおう、ご報告しておきます。


2001年1月29日

最近、親友に
「カウンセラーとセラピストって、どう違うの?」
って尋ねられました。

いちおう、ロジャーズ派(受け身?)っぽいのがカウンセラーで、
ゲシュタルト派っぽい(積極的?)のがセラピストだとか・・・

カウンセラーは「援助者・支援者」で、
セラピストは「治療者」なのよ、

などとお茶を濁しました。


けで、本当のところ、私にも、はっきりした
線引きができていません。

どなたか、わかりやすく教えてくださる方、
いらっしゃいませんか?

メールお待ちしております。
バカな管理人に、どうか愛の手を!


11月26日スタート「関西臨床心理のカリスマたち」ココをクリック。(2001年2月26日追記)


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